親友から恋人になるとき。〈体験談〉

グーパンチ love

男女の友情は成立する?―友情から恋に変わる瞬間

「男女の友情は成立すると思いますか?」
この問いかけを目にすると、多くの人が「場合による」と答えるかもしれません。

確かに友情が成立するケースもあります。でも、もしどちらかが恋愛感情を抱いてしまったら?その感情を抑えたまま友情を続けるのか、それとも勇気を出して気持ちを伝えるのか――。

このテーマについて考えるとき、私の人生において忘れられない出来事があります。
それは、約10年親友だったKくんとの友情が、恋愛へと変わった瞬間の話です。


親友だったKくんとの出会い

Kくんと私が出会ったのは、専門学校の初日でした。彼は遅刻して教室に入ってきて、私の斜め後ろの席に座りました。「遅刻してるのに堂々としてるし、なんだか態度がでかい人だな」と、第一印象は正直、良くありませんでした。

でも、時間が経つにつれて、彼の明るく親しみやすい性格に気づきました。2つ年上のKくんは男女問わず友人が多く、車を持っていたこともあって、私たちをいろんな場所に連れて行ってくれる、みんなのお兄さんのような存在でした。

そんな彼とは約10年間、親友としての関係が続きました。

恋愛感情は一切なく、むしろ「私に恋愛感情があれば、もっと早く付き合っていた」と断言できるほど、友人としての心地よさを感じていました。

私にとってKくんは、何をしても許してくれる、気を使わない、唯一の男性の親友であり、恋愛対象にはなり得ない人でした。


「一回考えてみる」から始まった気づき

ある日、そんなKくんが真剣な表情で私に言いました。
「付き合ってほしい。」

私は驚きました。それまで冗談ぽく「付き合おうよ」と言われたことはありましたが、今回は全く違う雰囲気。

内心、「絶対無理。親友のままでいいのに!」と思っていました。でも、彼の真剣な思いを前に、即答することはできず、「一回考えてみる」と伝えることしかできませんでした。

そこで、当時から知り合いだった、bee.さんにふと、今こんな感じなんです、と話した際に、「一回付き合ってみたら?人として嫌いじゃないんでしょ?男性として見れないなら仕方ないけど。」と端的に言われました。

そこで私は、自分の心と体に正直になってみようと決めました。

頭の中で「ありえない」と決めつけるのではなく、「本当に彼を異性として受け入れられないのか」を試そうと。


友情が恋愛に変わる瞬間

ある日、Kくんの家でいつものように雑談しているとき、

私「ねえ、こっち向いて。」と、Kくんの目をじっと見てみました。
こんな風に彼の目を見るのは初めてです。

「なんだよ、急に。」とKくんは笑いながら私の目を見返してきました。

その瞬間、これまでの10年間では気づけなかったKくんの優しさや魅力が、改めて胸に響いてきたのです。

気づけば、私は自分からKくんにキスをしていました。

驚いたのは私自身です。試すつもりだったはずの行動が、自分の本当の気持ちを浮き彫りにした瞬間でした。

自分でも驚くような行動でしたが、そのとき「この人となら大丈夫」と直感で感じました。

Kくんは「何!!!!!」ととても驚いて爆笑をしたあと、

「これを返事と受け取っていいの?」と訪ねてくれ、私たちの交際は始まりました。


自分の心と体に正直になる大切さ

そのキスをきっかけに、私たちの関係は恋人として新たなスタートを切りました。

それまで「絶対に無理」と思っていた気持ちが、実際に行動することで本当の気持ちに気づけた気がします。

この経験を通して気づいたのは、頭で決めつけていたことが、実は自分の本心ではなかったということ。心や体が正直に反応したとき、初めて自分が何を求めているのかに気づくことができるということ。

頭で考えすぎると、自分の本当の気持ちに気づけないことがあります。

自分の感情を押し殺していませんか?

自分の心と体に問いかけてみて

もし今、友情と恋愛の狭間で迷っている人がいるなら、こう伝えたいです。

頭だけで考えず、心と体に問いかけてみてください。
「この人と一緒にいたい」と感じる気持ちがどこから来ているのか、自分に素直になることで見えてくるものがあります。

また、友情の中に恋愛感情を抱いている人がいるなら、勇気を出して真剣に伝えてみてください。冗談で伝える思いでは、相手に伝わりません。本気の思いが、友情をより深めるきっかけになることもあります。

私たちの今

あの日、眠っていた感情に気づけなかったら、今のKくんとの関係はありませんでした。

恋人になった今でも、私たちは10年間の友情をベースに支え合っています。

そして当時の心境を語り合い、笑い合っています。

「自分の心と体は、すべて自分の味方」。
どうか、自分自身の感情に正直に向き合ってみてください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

ladybug.

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